表現とは何か?あなたの才能・センス・上達力を開花させるオーラメソッドトレーニング

表現とは何か?あなたの才能・センス・上達力を開花させるオーラメソッドトレーニング

ziprosemirai@gmail.com

2023/3/13

オーラメソッドトレーニング
【序章】
人間社会のあらゆるジャンルで、誰もが求める最高の表現や存在力。それらの土台となる為の卓越した上達力。他人とは一線を画した身体性を可能にするトレーニングメソッド。
立つ、手足を動かす、歩く、呼吸をする、声を出す等の人間の原初的運動状態に意識を向け、人間が本来持つ「できる力」を開発します。
昨今、スポーツ、健康法などでよく耳にするのが体幹力、インナーマッスル、等々ジムに足繫く通う方々もいらっしゃるでしょう。こちらの書はスポーツや自己啓発的な書ではありません。生命活動の鍛錬書です。例外はありません。主婦、営業マン、医師、看護師、美容系、音楽や芸術家、教育者、舞踊、農業、エンジニア、IT、クリエイター、武道、格闘、スポーツ選手、学者、政治家、フリーター、学生、ギャンブラー、犯罪者、病を持つ一部の方、障害をお持ちの方、モデル業、文化人、評論家、アナウンサー、夢なんか持ってない人、お金の無い人、高齢者の方、あらゆる産業に携わる方、生きててつまらない人、何かに挫折した人、何をやっても失敗する人、本番に弱い人、趣味の有る人無い人、水商売をやってる方、とにかく老若男女問わず生命活動をしている全人類の為の実践書です。
また、ファッションモデルやダンサー、その他身体表現者に求める脳天から一本の糸で吊り下げられるイメージをしなさい、という指導をしばし見受けられます。私の経験ですが中心軸や体のイメージは一朝一夕で出来るモノではありません。何故ならば改めて後述しますが、視覚的イメージと状態的イメージは全くもって違います。本書でも中心軸については述べてますが、視覚的イメージで中心軸を感じ取れるのは極めて僅かでしょう。但しいきなり状態的イメージをするのは非常に難しいので視覚的イメージから入っていくのは何の問題もありません。
話は変わりますが、人体で一番器用にこなす事ができるのは手指だと思います。何か話す時も行動する時も手指を使って表現することは多々あります。それは手指が在るという感覚があるからです。これを私は存在感覚と名付けました。もし、手指並みに全身を使う事が出来たら、至極のパフォーマンス、あらゆる職種、日常の行動、コミュニケーションなどの社会的身体活動を極めて高いヴォルテージで発揮される事ができるでしょう。
ではパントマイマーやダンサーが身体の存在感覚に一番優れているのではないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、まず絶対的な中心軸(私はこれをツルギと呼んでいます。)があるかどうか、身体操作の深度はどうかによって全く違ってきます。
物事に打ち込むのが楽しくなり、その成果は「大勢の人から唸るほどの評価をもらえる。」を可能にします。
《表現力と存在力》
人間のあらゆる生命活動には身体運動を伴います。
生命活動には4つの動きがあります。行動・情動・運動・知動の4つです。行動とは自らが主体性を持ち鍛錬する事です。情動とは感情で事を為すことです。運動は生命力を活性化させることです。知動は知識や経験を持ち合わせて事を為すことです。
これらが表(おもて)に現れること、それが表現です。その表現の密度、質、質量が存在感(いわゆるオーラ)として伝わります。
人が何らかの表現をする時、必ず身体運動を伴います。ただ何気なく立ったり、座ったりするだけでも筋肉・骨格は働いています。また、心の動きが外に現れる時も身体運動を伴います。その点で精神と肉体の関係は心身一如です。心の在り方が身体に影響を及ぼし、身体の在り方が精神に影響を及ぼします。それは、個人の思考や思想、対人関係にも反映します。
表現に必要なモノ。それは受動的、且つ能動的なあらゆる情報です。受動的な情報とは、技術や知識などです。能動的な情報とは、身体が生命活動と共に元来所有する感覚です。人間は受動性情報に目を向け、能動性情報には盲目的です。優れた表現力を体現するには受動性情報と共に、能動性情報を会得し、育てる事にあります。
《六方対力と運動エネルギー》
また、この世のすべてのモノは、形と動きを伴っています。形と動きを発生、決定する因子には何らかのエネルギーが介在しています。エネルギーはあらゆるモノの発生・運動の源(みなもと)です。エネルギーの始まりは背反する2つのベクトルの交わりから生まれます。一方を陰、一方を陽として生まれるエネルギーを身体のいたる所に派生させます。
六方対力→六方向(上下・前後・左右)に常に一対になった力。このトレーニングでは体を縦に分割して四相としました。

脚もまた同様でこの四つの組み合わせが運動エネルギーを発生させ六方対力を作り出し、その後はあらゆる局面で六法対力を発生させ、この六方向の動きとバランスで表現力の質・質量・ベクトルを決定します。
例えば、陽と陰を同時に脱力落下させると体を捻じらずに方向転換させる事ができます。同様に陽と極陰を同時に脱力落下させると足で蹴らなくても瞬時に右方向へ重心移動ができます。
また、精神的な面では陽と極陽側の意識を高める事でポジティブ、明るいなどのメンタルな方向に向かいますが、意識が強すぎると怒りや憎しみ、闘争的な方向に向かいます。逆に意識が弱すぎるとネガティブ、悲しみなどの方向へ向かってしまいます。
一方、陰と極陰の意識を高める事で優しさや思いやり等の方向に向かいますが、意識が強すぎるとで悲しみや不安感、恐れなどのネガティブな方向に向かいます。逆に意識が弱すぎると妬み、嫉み等の方向へ向かってしまいます。
六方対力は身体から感情や意識に向かいますが、可逆性もあります。怒りなどの感情や気持ちになったら胸を緩める溶身流を利かせれば穏やかな方向に向かいます。
そういった意味で常にニュートラルでフラットな状態が必要です。
そのために四相を利かせるトレーニングが必要となります。身体の在り方で精神もコントロールしなければなりません。晩年の宮本武蔵が座禅に没頭したのも同じ理屈だと思います。
陰と陽をプラス(陽)とマイナス(陰)にまたはN極とS極に例えると、プラスとマイナスは引力で引き合います。プラスとプラス、マイナスとマイナスは斥力で離れ合います。
例えば、心臓は内臓の機能的な在り方からすると死ぬまで動き続ける極陽の内臓といえます。そう言った観点からすると心臓には極陰的な環境が必要となり、お互いが引かれ合うことでバランスが保たれるでしょう。
また、陽は極陽の一部に化します。つまり大きな陽に飲みこまれる(一部分になる)と云うことです。人間が生を受けてから付いてまわるモノ。少し重複しますが、感情(喜怒哀楽)、学習、思考、行動。これらが表に出て第三者の感覚に触れた時、表現となります。その表現の密度、質が存在感を示します。
身体の表現地図を点在化(一般的な筋トレなど)しないで、一様化するには流動化させる必要があります。一様化とは「全体から見ても部分から見ても同じである」ということです。
また、身体表現には流動性の中での最大情報量の意識化が必要です。
このトレーニングで最も必要不可欠なのが冒頭でも言いました存在感覚です。存在感覚とは例えば背骨の何番目が在るのがわかる。股関節が在るのがわかるとかいうものです。この感覚無しではこのトレーニングは半減してします。脱力が出来てくると次第に体感できるようになります。また脱力法ではツルギ、溶身流(後述)、四相を特にマスターできなければなりません。
人間の視覚情報量については専門家ではないのであくまで推測ですが、数千から数万はあるのではないかと思います。ひょっとしたら数億あるかもしれません。
AさんがBさんを見たときにBさんの身体が固まっていると、動きや仕草が点在化してしまうので固定化して隙間だらけの身体としてAさんに情報を与えてしまいます。もしBさんの身体が流動化していたらAさんの目には得体の知れない美しいモノとして捉えるでしょう。Aさんにとっては情報量がありすぎて脳で捉え切れないという状況になってしまうのです。流動化という流れる身体は美しいという認識は皆さんにも容易に想像がつくと思います。
《内助》
●身体意識感覚が人格、行動に影響を与えるとすれば、その可逆性も考えられ、その人の人格、行動、言動も身体の在り方に影響する。従って、常日頃から行動、言動にも細心の注意を払う事が上達のひとつの鍵とも成り得ます。
●自分の無意識のうちに出た悪しき行動、言動への指摘、及び否定に対して、自分を弁護、肯定する事は身体感覚形成の妨げになります。『無知の知』に気付かなければいけません。
●優れた表現力を体現するには、身体において『流動性の中の最大情報量の意識化』を会得する事に他ありません。情報量の摂取は景観を見るのに似ています(電車と歩行など)。つまり、移動の速度が遅いほど情報量は多い。従って、鍛錬の際には、緻密、且つ正確に、至極ゆっくりと一定の速度で行います。
●記憶力には頭の記憶力と身体の記憶力があります。頭での記憶は視覚化、または聴覚化して、さらに、言語化・記号化します。一度忘れても復活させられる。しかしながら、忘れやすいというのも事実です。一方、身体での記憶は覚えにくいでしょう。しかし、一度覚えたら忘れにくいです。
《上達への王道》
・何のために何をやっているかを認識する。
・自分のプレイスタイルを決める。
・自分勝手なことをしない。
・自分がまだ会得していないことに対する必要なビジョンを持つ。自分がモノを知らないというこ  とに気付く。
・絶対やり遂げるという覚悟を決める。
・貴方のやる表現、パフォーマンスに必要な技術のトレーニングのうち、5割から7割はこの方法を取り入れてみてください。
《内動外出》
〇溶身流(トロミ・・・流体化)の形成→連環伝達感覚→錬体=抽象態(線・面・円・球・立方体)
〇生理的知覚
・脱力感覚(重み)
・存在感覚
・内動感覚
・連環伝達感覚
《脱力》
〇生理的知覚
・脱力感覚
・存在感覚
・内動感覚
・連鎖伝達感覚。
《四相》
・頭上から見て体を縦4つに割る。その組み合わせで様々な立ち居振る舞い、所作、運動を作る。
『四相』
 ※私がこの書で申し上げたいのはどんなジャンルでも絵になる姿、もちろん一挙手一動を含めてです。例えば、イチロー選手が現役の時バッターボックスに立つとバットを垂直に立て肩袖をクイッとする姿は本当に絵になります。
また、顔が商品価値を持っていらっしゃる方。女優さん、営業の方、メディアに携わる方などは顔を漢字の「春」の字に溶身流でなぞるととてもエレガントな顔立ちになります。
【実践】
◆トレーニングメソッド
※精神的に深い悩みや心配事がある時はトレーニングを中止してください。
◎脱力法(静法・・・中芯注息法)
〇視覚的なイメージではなく状態をイメージする(初めは視覚的イメージでも構い
ません)→注息法、観体脱力、物化同化脱力、言語脱力→流体状のイメージ。
〇呼気脱力(注息法・・・意識してる部分に息を注ぐ)
〇観体脱力(集中して自分の内部を意識する→観る、✖見る)
〇物化同化脱力(風になびく木々の葉、大樹、波etc.)
〇言語脱力 (心の中でつぶやく、又は声に出す。)

〇割体脱力(体を割って脱力し、分割面をずらしたりする。)
〇微動揺身脱力(体を揺らせて脱力する。)
〇伸緩意識(伸びて緩んで重くなって膨張する)
〇意念(生理感覚イメージ・・・視覚的イメージではなく状態をイメージする)
次回に続きます。

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